公開日2025.3.28
トヨタ「ヤリス」の燃費性能を徹底解説!グレード別の燃費比較もあり

トヨタのコンパクトカー「ヤリス」は燃費性能が高く、日常の移動手段としておすすめの車です。初めての自家用車にはもちろん、大きい車から使いやすいサイズの車への乗り換えにも適しています。
今回は、ヤリスの燃費性能や走行性能、その他機能性についてご紹介します。ヤリスの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ヤリス」はどんな車?

トヨタを代表する車のひとつである「ヤリス」は、燃費性能の高さや日常での取り回しの良さが特徴のコンパクトカーです。
かつでは「ヴィッツ」として販売されていた車であり、こちらの名称で馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
ヴィッツは1999年から販売されているコンパクトカーでしたが、グローバル展開ではヤリスという名前になっていました。2020年のフルモデルチェンジにて、グローバルモデルの名称に統一され、日本でも「ヤリス」として登場しています。
ヤリスには、コンパクトカーとして使いやすい通常の「ヤリス」と、SUVタイプの「ヤリス クロス」、スポーティな走りを楽しめる「GRヤリス」の3つのシリーズがあります。また、各シリーズにもいくつかのグレードがあり、車にどのような点を求めるかによって適したシリーズ・グレードが異なります。
ヤリスの3つのシリーズ
ここでは、ヤリスの3つのシリーズについて主な特徴を比較してみましょう。
ヤリス

通常のヤリスは、前身であるヴィッツから引き継いだコンパクトなボディと筋肉質なボディ、アクティブな走りを予感させるスタイリングが特徴の車です。
ヤリスは無駄のない設計により、軽快なレスポンスや快適な乗り心地を実現しています。燃費性能の高さも魅力のひとつで、日々のコストを抑えつつ、日常の足として活用できます。
ヤリス クロス

ヤリス クロスは、ヤリスをベースにSUVとしてのエッセンスを詰め込んだコンパクトカーです。パワフルな走りと大容量のラゲージが特徴で、街乗りはもちろん、アウトドアも楽しみたい人にはぴったりなスタイルだといえます。
GRヤリス

GRヤリスは、過酷なレースにも対応できるようにカスタムされたスポーツカータイプのヤリスです。モータースポーツで勝つためのデザインがふんだんに盛り込まれているだけでなく、先進の安全性能により街中でも安心して走行できます。
ヤリスのグレード展開
ここでは、通常のヤリスに焦点を当て、グレード展開についてご紹介します。
Zグレード

Zグレードは、上質な装備を揃え、ヤリスの中で最も最上位に位置するモデルです。合成皮革+ツィード調ファブリックを採用した黒のシートには高級感があり、インパネやシフトノブも高級感のある黒で統一されています。エクステリアも最上位クラスであり、他グレードよりもインチ数の大きいホイール、3灯式フルLEDヘッドランプ、フルLEDリヤコンビネーションランプなどを標準で備えています。
パワーユニットにはハイブリッドとガソリンがあり、その中でも2WDと4WDから選択できます。ハイブリッドの4WDではトヨタが開発した電気式4WDシステム「E-Four」を採用しており、4WDと2WDの自動切り替えにより低燃費と機敏な走行を実現しています。
Gグレード

Gグレードは、コンパクトカーに求められる機能をバランスよく満たしたミドルクラスのモデルです。Zグレードと同様に、ハイブリッドとガソリンの選択肢があり、その中で2WDか4WD(E-Four)を選択できます。
Gグレードでは、タコメーターが視認性の高いデジタルメーターであり、フロントコンソールはメーカーセットオプションでシルバーに変更可能です。また、ヘッドランプは通常ハロゲンランプですが、メーカーオプションにて3灯式フルLEDヘッドランプに変更できます。
Xグレード

Xグレードは、基本的な装備を備えたシンプルなモデルです。ハイブリッドとガソリンから選択できること、2WDか4WD(E-Four)かで選択できることは他グレードと同様です。
インテリアやエクステリアはシンプルな装備となりますが、安全性能については全グレード同様であり、セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉への対応により安全なドライビングを実現しています。
Uグレード

Uグレードは、トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO」専用のグレードです。KINTOはリース形式の月額定額サービスであり、車両費用・保険料・税金・メンテナンス費用などが定額プランに組み込まれています。
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独自のコネクティッド機能を搭載している点が特徴で、車のソフトウェアが常に最新にアップデートされます。また、Uグレードにはガソリン車がなく、ハイブリッド車のみの選択となります。
ヤリスの燃費を徹底解説【グレード・パワーユニット別】

ここからは、ヤリスの燃費についてグレード・パワーユニット別に徹底比較します。
ヤリスZグレードの燃費
ハイブリッド車 | ガソリン車 | ||
1.5L | 1.5L / CVT | 1.5L / 6MT | |
2WD | 35.4 km/L | 21.3 km/L | 19.0 km/L |
4WD / E-Four | 30.2 km/L | 19.1 km/L |
※燃費の数値はすべてWLTCモード
ガソリン車に設定されているCVTと6MTはトランスミッションの違いで、CVTはATと同じ操作感で運転できます。CVTは無段階で変速を行う仕組みで、適切な回転数を維持できることからATよりも燃費が良くなる傾向にあります。
ガソリンとEVの両方で駆動するハイブリッド車では、30km/Lを超える非常に優秀な低燃費であることがわかります。また、ガソリン車では低燃費を実現しつつ、快適な加速感やスムーズな走りを楽しめるようになっています。
ヤリスGグレードの燃費
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |||
1.5L | 1.5L / CVT | 1.0L / CVT | 1.5L / 6MT | |
2WD | 35.8 km/L | 21.0 km/L | 20.2 km/L | 19.0 km/L |
4WD / E-Four | 30.2 km/L | 19.0 km/L |
※燃費の数値はすべてWLTCモード
Gグレードでは、ガソリン車のCVTに1.0Lの仕様が追加されています。1.5LのCVTと燃費に大きな差はありませんが、価格を抑えて購入できます。
ヤリスXグレードの燃費
ハイブリッド車 | ガソリン車 | |||
1.5L | 1.5L / CVT | 1.0L / CVT | 1.5L / 6MT | |
2WD | 36.0 km/L | 21.3 km/L | 20.2 km/L | 19.0 km/L |
4WD / E-Four | 30.2 km/L | 19.1 km/L |
※燃費の数値はすべてWLTCモード
Xグレードのハイブリッド車・2WDでは、カタログスペック上では最も優秀な燃費性能をしています。
ヤリスUグレードの燃費
ハイブリッド車 1.5L | |
2WD | 35.4 km/L |
4WD / E-Four | 30.2 km/L |
※燃費の数値はすべてWLTCモード
KINTO限定のUグレードでは、ハイブリッド車のみの設定となり、燃費はZグレードと同様です。
まとめ
初めての自家用車や大きい車からの乗り換えにもおすすめのコンパクトカー「ヤリス」についてご紹介しました。今回はグレード展開や燃費について解説しましたが、実際に購入する車を選ぶ際は、運転のしやすさや内装・外観の好み、機能性などもあわせて総合的に判断することが大切です。
トヨタカローラ広島ではヤリスの試乗を実施しているので、ぜひ実際の車で乗り心地や装備、機能を確認してみてください。
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