公開日2025.2.17
車のサブスク「KINTO(キント)」とは?特徴や仕組み、利用するメリットをご紹介

車のサブスクリプションサービス「KINTO」は、車両代金や自動車保険、税金、メンテナンス代などを月額利用料に含んだフルサービスカーリースです。
今回は、KINTOの特徴や仕組み、利用するメリットなどについてご紹介します。リーズナブルに新車に乗りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
KINTOに関する詳しい情報や見積シミュレーションはこちらから
車のサブスク「KINTO(キント)」はどんなサービス?
トヨタが提供している車のサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」は、費用を抑えて新車に乗りたい人向けのリース形式の月額定額サービスです。車両の購入やローン契約とは異なり、車両費用、契約期間中に発生する保険料、税金、メンテナンス費用などのコストが全て月額料金に含まれています。簡単なオンライン申し込みで、煩雑な手続きなしに自分のライフスタイルに合った新車を選ぶことができるのが特徴です。
KINTOでは契約期間が終了したら、車両を返却するか、次の車両に乗り換えるか、今の車両を再契約するかの3つから選択します。このように、KINTOは「車を所有する」のではなく、「車を利用する」というイメージで考えるといいでしょう。
車のサブスク「KINTO(キント)」3つの魅力

新車を購入するのではなく、KINTOを契約することには、どのような魅力があるでしょうか?
「リース」だから新車に乗れる!
KINTOの最大の特徴は、リース形式にて契約する点です。リースでは、レンタカーとは違い、購入と同じように製造されたばかりのピカピカの新車が提供されます。そのため、KINTOでは中古車ではなく、新車に乗ることができるのです。
KINTOは月額料金にて楽に新車に乗りたい人はもちろん、最新モデルを気軽に試したい人、一定期間だけ車の利用が必要な人に最適です。また、契約満了時に車を返却するため、車両の資産価値や売却手続きに悩む必要がありません。
費用はすべてコミでずっと定額!
月額料金には、車両本体費用だけでなく、以下の費用が含まれています。
・自動車保険
・自動車税
・定期点検やメンテナンス費用
・消耗品交換(例:タイヤ、バッテリー)
KINTOの契約中は追加費用の心配がなく、毎月の支出を管理しやすいのが大きなメリットです。予期しない修理費用や保険更新費用を気にする必要がないのは、限られた家計の中でやりくりしなければならない場合に助かるでしょう。
申し込みからアフターサービスまで楽々!
KINTOはオンラインで簡単に申し込むことができます。必要な書類や手続きが少なく、忙しい人でもスムーズに利用を開始できます。
また、契約期間中のメンテナンスやトラブル対応もKINTOがサポートしてくれるため、安心して利用できます。
「KINTO(キント)」の2つのプラン
KINTOは車両ごとに定められた月額料金を支払って利用しますが、プランとしては初期費用がゼロの「初期費用フリープラン」、解約金がゼロの「解約金フリープラン」の2つが用意されています。
初期費用フリープラン
KINTOの利用開始時に、初期費用を払う必要のないプランです。主な特徴は以下のようになっています。
・初期費用:なし
・契約期間:3年、5年、7年から選択
・中途解約:規定の解約金の支払いが必要
・乗り換え時:一定の手数料で次の車への乗り換えができる
このプランでは初期費用がかからないので、必要な費用は月額料金のみです。
一方で、選択した契約期間に満たないうちに解約すると、規定に応じた解約金の支払いが必要になります。
契約期間が満了したら、「再契約して乗り続ける」「次の車両に乗り換える」「返却する」のいずれかを選択します。
解約金フリープラン
途中で解約しても解約金を支払う必要のないプランです。主な特徴は以下のようになっています。
・初期費用:5か月分の申込金
・契約期間:3年
・中途解約:なし
・乗り換え時:特典なし
一定の初期費用が必要になる代わりに、好きなときに契約を解約できるのが特徴です。引っ越しの可能性があるなど、いつ車が要らなくなるか読めない場合などはこのプランが適しているでしょう。
契約期間の満了後は、初期費用フリープランと同様に「再契約して乗り続ける」「次の車両に乗り換える」「返却する」から選択します。
「KINTO(キント)」には何が含まれている?

KINTOの魅力は、月額料金に車に関わるほぼ全ての費用が含まれている点にあります。それぞれの項目について詳しく解説します。
車両代・登録諸費用
まず、KINTOでは車両代と登録諸費用が含まれています。車両代はもちろん、新車を購入する際に必要となる手続きや車庫証明、ナンバープレート取得などの登録諸費用も月額料金に含まれているため、契約時にまとまった初期費用を準備する必要がありません。
また、車を購入する場合のように複雑な手続きが不要で、オンライン申し込みから気軽に新車に乗れる点も魅力です。
自動車税
KINTOの月額料金には自動車税も含まれています。車を所有していると毎年支払わなければならない自動車税ですが、KINTOではこの支払いが不要です。税額を意識せずに済むだけでなく、支払いの手間も省けるため、車の維持に関する煩わしさが減ります。
任意保険
任意保険も月額料金に含まれています。対人・対物賠償保険、車両保険、人身傷害補償保険まで含まれているので、どの保険を選ぶべきか悩む必要がありません。
また、保険の更新手続きや支払いの心配もなく、事故やトラブルが発生した際にも安心して対応できます。
車検
KINTOには車検にかかる費用も含まれています。 通常、車検時には高額な費用が発生しますが、KINTOを利用していると、これを別途支払う必要がありません。
メンテナンス
定期的なメンテナンスも料金に含まれています。例えば、オイル交換やタイヤ交換、ブレーキパッド交換などの消耗品に関するメンテナンス費用もカバーされています。そのため、予期せぬ故障や部品交換の際に費用を気にせず、安全で快適な車の状態を維持することが可能です。
修理
修理費用も料金に含まれています。万が一の事故や車両のトラブルがあった場合でも、保険や保証の範囲内で対応してもらえるため、突然の大きな出費を心配する必要がありません。修理の手配や交渉もKINTOが代行してくれます。
どんな人が「KINTO(キント)」に向いている?
KINTOの利用で特にメリットを感じられるのは、以下のような場合です。
初めての新車を検討している方
初めて自家用車の購入を検討している、あるいは中古車に乗っていたが新車への乗り換えを検討している場合、KINTOがおすすめです。
初めて新車を購入するとなると、現金購入では多額の代金を貯めなければならず、ローンを組むと総支払い額が大きく膨らんでしまいます。また、さまざまな種類の維持費が必要であり、不慮の故障などで突発的な支払いが発生するかもしれません。
KINTOであれば、新車の維持に必要な要素は月額料金にほぼ全て含まれているため、費用の心配をせずに新車に乗ることができます。
憧れの車があるが費用が高くて迷っている方
KINTOではコンパクトカーやセダンだけでなく、レクサスなども対象車です。憧れの車があるものの、費用が高くて手が出ないと考えている場合も、KINTOを利用することでハードルが下がるでしょう。
家族・友人とたくさん出かけたい方
KINTOで利用できる自動車保険は、「年齢制限なし」「等級制限なし」となっています。そのため、保有者以外の家族や友人が運転しても、保険の内容は問題なく適用されます。
運転免許を持っている家族や友人と出かける機会が多い場合は、交代して運転することもあるでしょう。新車の購入では保険料の支払いも大変に感じてしまうかもしれませんが、KINTOでは月額料金に含まれているので気兼ねなくドライブを楽しめます。
まとめ
トヨタが提供している新車のサブスク、KINTOについてご紹介しました。新車にかかるほぼ全ての費用が月額料金に含まれているため、新車に乗るためのハードルが低く、毎日の出勤や休日のドライブがより良い時間になるはずです。