公開日2025.9.30
新型ノアと新型ヴォクシーが一部改良!それぞれの特徴・魅力

2025年9月、トヨタを代表するミニバンである「ノア」と「ヴォクシー」が一部改良され、新たに発売されました。この記事では、ノア・ヴォクシーの特徴や一部改良における変更点、新型ノアと新型ヴォクシーの比較についてご紹介します。
ノア・ヴォクシーはどんな車?

家族で過ごす時間をもっと快適に、もっと楽しくしてくれるのがトヨタのミニバン「ノア」と「ヴォクシー」です。2001年の誕生以来、日本を代表するファミリーカーとして愛され続け、2022年に登場した現行型(4代目)では「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンをテーマに大きく進化しています。
両車は兄弟車の関係にあり、基本的なデザイン・性能は共通しているため、ご自身のスタイルに合わせて選びましょう。


ゆとりのある室内と多彩なシートアレンジ
ノアとヴォクシーのボディサイズは全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895~1,925mmと、ミニバンの中でも扱いやすいミドルサイズです。室内も大きなゆとりがあり、3列シートを備えながら、誰もが快適に過ごせる空間を実現しています。
乗車人数は7人乗りと8人乗りから選べ、7人乗り仕様ではキャプテンシートを採用。ロングスライド機能で最長745mmの調整が可能で、チャイルドシートの設置や後席への移動も楽に行えます。上級グレードであるS-Zグレードでは充電用USB端子付きの大型サイドテーブルが備わり、オプションでオットマンやシートヒーターを追加すれば、長距離ドライブでもリビングのようにくつろげます。
乗り降りしやすい工夫
ノアとヴォクシーの両側スライドドアは開口部が780mmと広く、大きな荷物やベビーカーもスムーズに積み込み可能です。さらにメーカーオプションの「ユニバーサルステップ(助手席側)」を装着すると、パワースライドドアと連動して地上から200mm(4WDは225mm)の位置にステップが出現。5歳ぐらいのお子様でもつかみやすい、ロングアシストグリップも備わっており、子育て世代には嬉しいポイントです。
充実した快適装備
大型のディスプレイオーディオを備えている点も、ノア・ヴォクシーの特徴です。8インチのディスプレイオーディオはS-G標準装備、Xにメーカーオプションとなっており、10.5インチのディスプレイオーディオはS-Zに標準装備、S-Gにメーカーオプションとなっています。
大画面でナビ操作や映像を楽しむことができ、通信型のコネクティッドナビに対応しているため、最新情報を活用したスムーズなルート案内が可能です。
さらに、防音材や吸遮音材を効果的に配置しているため、エンジン音やロードノイズをしっかり抑制します。子どもが寝てしまっても、起こさずに静かな空間で安心して移動できます。
走りの安心感
ノア・ヴォクシーでは高剛性で操縦安定性に優れるTNGAプラットフォームを採用し、安定感のあるハンドリングと揺れの少ない快適な乗り心地を実現しています。ハイブリッドモデルはモーター制御に優れ、静かでスムーズな加速が可能です。燃費性能の良さも家計に優しく、日常使いからロングドライブまで頼れる存在となっています。
新型ノア・ヴォクシーの変更点を一挙解説!2025年9月一部改良

ここでは、2025年9月に発表された新型ノア・ヴォクシーについて、主な変更点を解説します。
グレード体系の変更
今回の一部改良にて、ノアのグレード体系が変更となりました。
変更前のグレード体系は以下のとおりです。
標準デザイン | Z |
G | |
X | |
エアロ付きデザイン | S-Z |
S-G |
変更後は、以下のグレード体系となっています。
標準デザイン | X(7人乗り/8人乗り) |
エアロ付きデザイン | S-Z(7人乗り) |
S-G(7人乗り/8人乗り) |
標準デザインのZ・Gグレードが廃止され、3つのグレードに整理された形となります。
なお、ヴォクシーのグレード体系は一部改良の前と後で変更はありません。
エアロ付きデザイン | S-Z(7人乗り) |
S-G(7人乗り/8人乗り) |
メーカーパッケージオプション設定の変更
メーカーパッケージオプションが、一部変更となっています。メーカーパッケージオプションとは、複数のメーカーオプションをパッケージ化したものです。
変更が及んでいるのは、「カラーヘッドアップディスプレイ」と「デジタルインナーミラー」の2つです。この2つのオプションは、一部改良の前は「ドライビングサポートパッケージ」に含まれていました。
一部改良後は、カラーヘッドアップディスプレイは「アドバンストドライブ(渋滞時支援)オプション」に含まれるようになり、デジタルインナーミラーは単独オプションとして設定できるように変更となっています。どちらも、ノア・ヴォクシーのS-Zグレードにて選択可能です。
一部メーカーオプションの標準化
一部改良の前はメーカーオプションだったいくつかの装備が、それぞれの対象グレードにて標準装備となりました。
標準装備となるグレード | 装備 |
ノア・ヴォクシーのS-Z/S-G | ETC2.0ユニット(VICS機能付き) |
ブラインドスポットモニター | |
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両) | |
安心降車アシスト(ドアオープン制御付) | |
ノア・ヴォクシーのS-Z | ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ)Plus ※CD/DVDデッキは別途メーカーオプション |
ノア・ヴォクシーのS-G | バックガイドモニター |
ノアのX(ガソリン車) | スマートエントリー&スマートシステム |
ノアのX | ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(助手席側) |
アクセサリーコンセントに外部給電が追加
ノア・ヴォクシーのS-Zグレード(ハイブリッド車)において、アクセサリーコンセントの標準装備に外部給電アタッチメントが追加されました。これにより、ドアと窓を閉めた状態でも電源コードを車外へ出し、外部の電子機器へ給電できるようになっています。
新型ノア・新型ヴォクシーの違い

ノアとヴォクシーはそれぞれ兄弟車の関係にある車ですが、いくつかの違いがあります。
ノアは2種類、ヴォクシーは1種類
ノアの仕様は、標準デザインとエアロ付きデザインの2種類が用意されています。一方、ヴォクシーはエアロ付きデザインのみの1種類です。空気抵抗を抑えるエアロがあることで、先鋭的かつスタイリッシュな印象となるため、ご自身の求めるスタイルに合わせて選ぶことができます。
外観デザインの違い
ノアとヴォクシーの外観デザインは、フロントデザインにおいて大きな違いがあります。
ノアはシンプルかつ王道のミニバンスタイルを表すフロントデザインとなっていますが、ヴォクシーは先鋭的かつ立体的なフロントデザインとなっています。ヴォクシーは薄型のヘッドライトや、より立体的なフロントグリルが特徴で、好みに合わせて選択できます。
リヤデザインについても、ヴォクシーはノアに比べて発光部が横に長く、よりスタイリッシュな印象に仕上がっています。
グレード別価格の違い
ノアとヴォクシーは、グレード別の価格にも違いがあります。基本的にはデザインや機能を共有している両車ですが、ヴォクシーのほうがよりラグジュアリーな装いとなっており、各グレードにて少し高い価格設定となっています。
S-Z | S-G | X | |
ノア | 3,579,400 円 ~ 4,149,200 円 | 3,195,500 円 ~ 3,765,300 円 | 2,830,300 円 ~ 3,402,300 円 |
ヴォクシー | 3,649,800 円 ~ 4,219,600 円 | 2,830,300 円 ~ 3,402,300 円 | - |
※価格は全て税込
各グレードともに、2WDか4WD(E-Four)か、ハイブリッド車かガソリン車か、7人乗りか8人乗りかによって細かく価格が異なるため、ご自身の求める機能に合わせて最適なグレード・機能を選ぶようにしましょう。
まとめ
ノアとヴォクシーは、トヨタのミニバンラインナップの中でもミドルサイズミニバンに該当し、ゆったりとした乗り心地と使い勝手の良さのバランスに優れたファミリーカーです。2025年9月の一部改良では、ノアのグレード体系がシンプルな3種類に整理され、いくつかのメーカーオプション装備が標準装備となり、ご自身のスタイルに合わせてより選択しやすくなりました。
トヨタカローラ広島では、ノア・ヴォクシーの試乗を行っています。気になる方は以下ページから詳細をご確認ください。
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