公開日2025.6.6
電動車補助金の最新情報をご紹介!申請方法と対象車種について

ガソリン車が排出するCO2の環境への影響から、2030年代半ば以降はガソリン車の生産が行われなくなる可能性があります。ガソリン車に代わる電気自動車(電動車)は、環境への影響を軽微に留められる可能性があるだけでなく、スムーズな走り出しや静かな走行など、使い勝手においてもメリットがあります。
電気自動車を購入する場合は、補助金を受給できることがあります。そこで今回は、電気自動車の補助金の申請方法や対象車種などをご紹介します。お得に購入したい方はぜひ活用しましょう。
電気自動車の補助金を受けるには?

電気自動車の購入を検討している場合は、補助金の受給についても必ず確認しましょう。ここでは、補助金を受けるためのポイントについてご紹介します。
1. 購入する電気自動車が新車かどうか
まずは、購入を検討している電気自動車が新車かどうかを確認します。補助金の対象となるのは新車の購入のみであり、中古車や新古車は対象外となるためです。中古車の購入にもメリットはありますが、電気自動車の場合は補助金を受け取れるメリットがあるので、よく比較してみてください。
2. 検討中の販売店で補助金について相談
新車の購入を相談している販売店があれば、そこで補助金について相談してみるのがおすすめです。補助金についてはご自身でも調べることができますが、最初は仕組みや申請方法がわかりにくいこともあるかもしれません。専門家に相談することで、補助金の受給条件や申請方法なども詳しく教えてもらえるでしょう。
3. 補助金申請までの基本的な流れ
電気自動車の購入で受けられる補助金のうち、国が実施している「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の基本的な申請フローについてご紹介します。
まずは、購入を検討している・購入を決めた車が補助金の対象かどうかを確認します。電気を使って走る車の中で、HEV(通常のハイブリッド車)はCEV補助金の対象にはなりません。CEV補助金の対象車両は、「次世代自動車振興センター」のHPで確認できます。また、本記事の後半でご紹介するトヨタの電気自動車は、すべてCEV補助金(令和6年度補正)の対象です。
次に、応募条件を確認します。令和6年度補正のCEV補助金の申請は2025年5月現在すでに始まっており、令和6年12月17日以降に新規登録をした車が対象となります。補助金を受給した場合、その車は4年または3年の処分制限期間が設けられ、所定の保有期間前に処分する場合は補助金の返還が求められます。
申請方法は、オンラインと郵送のどちらかを選択できます。販売店購入の他、リース契約でもCEV補助金を申請可能です。必要書類は条件によって変わりますが、交付申請書、申請者を確認する書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)、車名・グレードなどがわかる書類、車両代金の支払いを確認する書類などがあります。
オンライン申請であれば、次世代自動車振興センターのHPから簡単に行えます。必要書類はPDF形式で提出する必要があるため、あらかじめデータを用意しておくとスムーズです。郵送の場合は、HPから交付申請書等をダウンロードして印刷し、記入して必要書類を同封した上で返送します。
電気自動車購入で受けられる補助金の内容

電気自動車を購入する際に受給できる補助金には、国から受給できるものと自治体から受給できるものがあります。
国から受給される「CEV補助金」
国から受給されるのは、上記でもご紹介した「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」です。クリーンエネルギーで走行する自動車の購入を条件に受け取れる補助金で、車両の評価やメーカーの取り組みの評価などで補助金額が決まります。補助金の金額は車両によって変わりますが、令和6年度補正では最大90万円となっています。
地方自治体の補助金
現在居住している地域の自治体で補助金の制度を実施している場合は、CEV補助金とあわせて受給できる可能性があります。自治体によって補助金の内容は異なる他、電気自動車に関する補助金は実施していないこともあるため、自治体のHP等で確認してみてください。
電気自動車の補助金の対象となるトヨタ車
ここからは、電気自動車を購入する際の補助金の対象となるトヨタ車から、おすすめの車種についてご紹介します。BEV、PHEV、FCEVといった電気自動車の種類についてもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
BEV(バッテリー電気自動車)
BEV(バッテリー電気自動車)とは、内燃機関エンジンを搭載せず、代わりにバッテリーのみを搭載している電気自動車を指します。ガソリンは一切使わず、バッテリーに充電した電気のみで走行します。CO2を排出しないため、環境負荷が少ないと期待される一方で、充電するには自宅のコンセントや充電スタンドを使用する必要があり、ガソリンスタンドよりは選択肢が少なくなります。
bZ4X

bZ4Xは、テクノロジーを感じさせる洗練されたボディラインと、BEVならではのスムーズなドライビングが特徴の電気自動車です。
bZ4Xはモーターによるパワフルな走行が特徴であり、バッテリーのみで駆動するため非常に静かです。また、走りの快適性を高めるためにeAxle(イーアクスル)を導入。電力や駆動力のロスを抑制し、発進直後にトルクがピークに達して伸びのある加速を感じられます。
BEVであるために実現した開放的な室内空間や、最新の安全機能、遠隔操作やエージェント機能などのコネクティッド、他にもさまざまなメリットがあります。
PHEV(プラグインハイブリッド車)
PHEV(プラグインハイブリッド車)とは、ガソリンと電気の両方で走ることのできるタイプを指します。通常のハイブリッド車もガソリンと電気で走りますが、PHEVはガソリンの給油、電気の給電の両方に対応しており、その点で違いがあります。また、ハイブリッド車よりもバッテリーが大容量で、電気のみで走行できる距離が長い点も特徴です。
プリウス

プリウスは、トヨタを代表するハイブリッド車として知られていますが、PHEVも選択できるようになっています。PHEVでは普段の走行は電気のみで行い、充電が切れたときにハイブリッド走行に切り替わります。パワフルな加速と静寂性の高い走行が可能になっており、満充電からのEV走行距離は約87kmと非常に長距離です。
他には、ドライバーの視線を前方に集中しやすいトップマウントメーターや、繊細なアクセル操作を可能にするオルガンペダルなど、快適なドライビングをサポートする機能がそろっています。
クラウン シリーズ

4つのシリーズが出ているクラウンのうち、「クラウン スポーツ」と「クラウン エステート」でPHEVを選択できます。
クラウンはトヨタを代表する高級セダンのシリーズで、現行モデルにはセダンタイプの他「スポーツ」「エステート」「クロスオーバー」のタイプがあります。
クラウン スポーツは、ニューフォーマルで大人の上質を備えたクラウンの特徴はそのままに、よりスポーティな走りやスタイリングを楽しめるタイプです。クラウン エステートは、クラウンシリーズの中でもとくにラゲージスペースが広く、大量の荷物を積み込んで出かけるのに適しています。
FCEV(燃料電池車)
FCEV(燃料電池車)とは、水素と酸素をユニット内で反応させ、そのときに発生する電気で走行する電気自動車を指します。ガソリンを使用せず、走行中にCO2を発しない点はBEVと同じです。FCEVの場合は、水素ステーションにて水素を補給することで走行できます。
クラウン

クラウンシリーズの中でも、セダンタイプにのみFCEVの選択肢があります。クラウンでは燃料電池に関わる各ユニットを小型化・高性能化し、世界最高レベルの高出力を実現しています。
クラウンは、ボディ・ドア・窓・天井などを始め、タイヤ・ホイールに至るまで静寂性にこだわっており、FCEVの静かな走行も相まって非常に快適な走行を実現している点も特徴です。
MIRAI

MIRAIは、エモーショナルかつ重心の低いダイナミックなデザインが特徴のFCEVです。セダンらしい低重心のプラットフォームや部品の配置を追求している他、前後の重量バランスにこだわることで、滑らかな挙動を実現。電気自動車ならではのパワフルな加速や静かな走行もあり、胸のすくような新感覚の走りを楽しめます。
まとめ
環境性能が高く、航続距離にもアドバンテージがあるのが電気自動車です。購入する際には、本記事にてご紹介したように補助金を受け取れる可能性があるため、購入にかかる費用を抑えるためにも必ずチェックしておきましょう。
トヨタカローラ広島では、各車両の試乗を行っています。気になる方は以下ページから詳細をご確認ください。
商談予約をご希望の場合は、以下よりお問い合わせください。