公開日2025.6.10
【2025年】カローラクロス改良ポイントまとめ|変更点や特徴をご紹介

世代交代を繰り返しても廃れない信頼と、安定した人気を誇るカローラシリーズ。カローラシリーズから2025年5月23日より一部改良されたカローラクロスが発売され、2025年8月4日からは新たなグレードとしてGR SPORTが発売されます。
今回は、カローラクロスの改良ポイントや新要素、グレードごとの違いについて解説します。
カローラクロスはどんな車?

カローラクロスは、日本を代表する「カローラ」の中でも、アクティブなスタイルを楽しめるSUVタイプの車です。
カローラは、1966年に初登場。トータルでの高い完成度を追求する「80点主義+α」の思想で展開され、日本を代表する車として欠かせない存在になっていきます。
カローラクロスは「あなたの個性で完成する。」をキャッチコピーに、2021年に初登場しました。カローラクロスはカローラシリーズ初のSUVスタイルであり、カローラが長年培ってきた上質さはそのままに、堂々とした力強さや躍動感をプラスしたスタイルとなっています。
現行のカローラには、他に伝統的なセダンスタイルの「カローラ」、積載量の多いステーションワゴンスタイルの「カローラツーリング」、コンパクトで車両重量が軽くスポーティな走りを楽しめる「カローラスポーツ」、モータースポーツシーンで活躍する「GRカローラ」があり、5つのシリーズが展開されています。
2025年カローラクロス改良ポイント
カローラクロスは、2021年にカローラシリーズ初のSUVスタイルとして登場しました。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)とは、街中はもちろん、オフロードを含めどんな道でも快適に走れることを目指した車のスタイルを指します。明確な定義があるわけではありませんが、多くは後部ラゲージスペースと室内がつながっているハッチバックであり、最低地上高が高めで、筋肉質かつ精悍なボディを特徴としています。
カローラクロスは、カローラならではのアーバンな上質感をそのままに、SUVらしいタフな躍動感を加えたスタイルです。2025年の一部改良では、次世代のスタンダードSUVとなるべく、以下のような改良が施されました。
内外装のデザインが一新
目に見える大きな変化として、カローラクロスでは内外装のデザインが大きく変更となりました。

外装デザインでは、バンパーやヘッドランプのデザインを刷新。特徴的なハニカム状のグリルはボディと同色となり、より都会的な上質感を追求しています。
ボディカラーは、新たにメタルストリームメタリック、アッシュ、ブラックマイカ、エモーショナルレッド2、クリアベージュメタリック、マッドバスが追加となりました。アッシュやメタルストリームメタリックは都会に似合う落ち着いたグレー系で、アウトドア志向にはアースカラー系となるマッドバスがおすすめとなっています。

内装デザインでは、シフトノブやセンターコンソールのデザインを刷新し、使い勝手が向上。さらにディスプレイオーディオが大型化し、エンターテインメントもより楽しめるようになっています。
ハイブリッド車に統一
一部改良となったカローラクロスでは、カーボンニュートラルの実現に向け、全グレードでパワーユニットがハイブリッドのみとなりました。どのグレードを選択しても燃費性能が高く、シームレスで気持ちのいい加速にステアリング操作がダイレクトに伝わる走行フィーリングを実現しています。
トヨタ初※「SNOW EXTRAモード」
トヨタ独自の電気式4WDシステム「E-Four」車を選択した場合、トヨタ初のドライブモードである「SNOW EXTRAモード」が選択できるようになりました。
SNOW EXTRAモードは、路面状態などから寒冷地と判断された場合、走行シーンに応じて駆動力を後輪に配分し、雪道にてより安定的な走行を可能とします。
※2025年5月現在
国内初※「シグナルロードプロジェクション」

国内初の装備として、カローラクロスでは「シグナルロードプロジェクション」を搭載しました。
シグナルロードプロジェクションとは、フロントターンランプ(方向指示灯のフロント部分)と同期し、路面へ矢印を描画する機能です。見通しの悪い交差点等にて、右折・左折時に車両の動きを歩行者へ伝え、事故を予防することができます。
※2025年5月現在
新グレード「GR SPORT」

カローラクロスでは、新しいグレードとして「GR SPORT」が追加されました。
GRは、トヨタのモータースポーツのDNAを受け継いだ車両シリーズで、「GR」が本格的な走りを追求したチューニングモデルであるのに対し、「GR SPORT」は日常の中でスポーティな雰囲気と走行性能を楽しめるモデルです。
カローラクロスのGR SPORTグレードは、走りはもちろん、機能美にもこだわったスポーティモデルです。ベースはカローラクロスですが、専用のサスペンション・チューニング・大型タイヤによる優れた操縦安定性、スポーティな内外装デザイン、低めの最低地上高などを特徴としています。
カローラクロスのグレードごとの違い

カローラクロスのグレード展開、主な特徴、価格は以下のようになっています。
グレード | GR SPORT | Z | S | G | |||
駆動 | E-Four | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four | 2WD | E-Four |
全長/全幅/全高 | 4,460/1,825/1,600 mm | 4,455/1,825/1,620 mm | |||||
最低地上高 | 145 mm | 160 mm | |||||
燃費消費率(WLTCモード) | 23.3 km/L | 26.4 km/L | |||||
価格(税込) | 3,895,000円 | 3,430,000円 | 3,689,000円 | 2,980,000円 | 3,239,000円 | 2,760,000円 | 2,969,000円 |
GR SPORTは、上述のとおり、カローラクロスに新たに追加されたグレードです。街中やオフロードを問わずにスポーティな走りを楽しめるSUVとしてのキャラクターはそのままに、より本格的な走りを目指したチューニングが施されています。
Zグレードは、カローラクロスの中でもとくに快適さを極めた最上級モデルです。今回新たにデザインされた18インチアルミホイールや、LEDフォグランプを始めとした充実したランプ類、10.5インチの大型ディスプレイオーディオ、12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイなど、Zグレードにしかない装備が豊富に設定されています。
Sグレードは、こだわりの個性を詰め込んだ中間モデルです。さまざまなパーツにクロームメッキ加飾を施すことで高級感が増しており、6スピーカーのディスプレイオーディオ、左右独立温度コントロール付オートエアコンなどが搭載されています。
Gグレードは、これまでのカローラクロスからさらに快適性の増したスタンダードモデルです。燃費消費率はZ、Sグレードと同等であり、電動モジュールを刷新したハイブリッドシステムにより低燃費、素早いレスポンスを実現しています。
まとめ
2025年5月23日に発表された、新型カローラクロスについてご紹介しました。フロントグリルの大胆なデザイン変更やガソリン車の廃止が大きな改良ポイントで、他にも新開発のハイブリッドシステムや快適な内装の追求、新搭載のシグナルロードプロジェクション、さらに安全性能を増した最新のToyota Safety Senseの搭載など、さまざまな多方面にわたって進化を遂げ、より魅力的なSUVへと生まれ変わりました。
トヨタカローラ広島では、カローラクロスの試乗を行っています。気になる方は以下ページから詳細をご確認ください。
商談予約をご希望の場合は、以下よりお問い合わせください。