公開日2025.5.10
中古車の後悔しない選び方は?購入時のチェックポイント・注意点とともに解説

マイカーの購入手段としては、新車よりもリーズナブルに購入できる中古車も選択肢のひとつです。中古車は慎重に選ばないと後悔してしまうことも多いため、事前にチェックポイントを押さえ、ご自身の希望をしっかりと反映することが大切です。
今回は、中古車の選び方や購入時にチェックしたいポイント・注意点をご紹介します。また、トヨタ認定中古車の魅力も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中古車選びで車種を決める3つのポイント

中古車を選ぶ際には、新車の購入と同様に、自分の生活スタイルや購入目的に合った車種を見極めることが大切です。
用途に合ったタイプを選ぶ
車は、タイプによって用途や適したシーンが変わります。普段は何人で乗るのか、最大何人が乗る予定か、街中での使用がメインか、アウトドアによく出かける予定かなど、ご自身の求めるスタイルに合わせてタイプを選びましょう。
以下は、車のタイプの一例です。
コンパクトカー
普通乗用車の中でも、車体が比較的小さく、取り回しのいいタイプです。全長は4.2m程度の車種が多く、燃費性能に優れています。通勤や通学、日々の買い物など、生活圏での運転がメインとなる場合におすすめです。
セダン
乗用スペースとラゲージスペースが分かれており、コンパクトカーよりは全長が長いタイプです。重心が低くて走行が安定していること、余裕のある乗用スペースにより長時間でも快適に過ごせることから、長距離運転が多い場合におすすめです。
SUV
街中や高速道路はもちろん、悪路も含めどんな道路でも走れるタイプです。ラゲージスペースが広いため、荷物をたくさん積んでアウトドアを楽しみたい場合に適しています。
予算を考える
中古車を選ぶ際は、あらかじめ予算をしっかりと考えておくことが大切です。
中古車の販売では、車両本体価格だけでなく、法定費用や販売店の手数料などを含めた総額表示が義務付けられています。そのため、表示されている価格には諸費用が含まれており、実際に支払うべき金額の目安がわかりやすくなっています。
ただし、次回の法定点検までの期間によっては、早期に点検費用が発生する可能性もあるため、これも含めて予算を考える必要があります。
こうした費用をすべて踏まえた上で、無理のない予算内で購入できる車両を選びましょう。
譲れないポイントと妥協ポイントをはっきりさせる
中古車は新車と違い、一度使用された車両であることから、性能の低下や不具合を完全には予測できません。そのため、中古車を選ぶ際には自分にとって譲れないポイントと、予算のためには妥協してもいいポイントを考えておき、販売店で車両をよくチェックすることが大切です。
中古車選びで押さえておきたい8つのチェックポイント・注意点

中古車の販売店や販売サイトにて中古車を選ぶ際は、以下のチェックポイント・注意点を押さえておきましょう。
1.走行距離
走行距離は、中古車選びの重要なポイントのひとつです。その車両がどのくらい走行しているかによって、エンジン性能の低下具合や、車両の壊れやすさに関わってきます。
一般的な目安では、5万kmまでは中古車としては新しい部類に入り、まだ新車に近いコンディションが期待できます。
5~10万kmの間だと、状態・価格のバランスが取れていることが多く、初めての中古車選びの場合はこの間の走行距離がおすすめです。
10万kmを超えてくると、価格はリーズナブルなことが多いですが、状態が悪いことを視野に入れる必要があります。
また、次のポイント「年式」と合わせて、「1年で何万km走っているか」も確認しましょう。車種や前の所有者の使い方にもよりますが、1年で1万kmがおおよその基準になり、それ以上の距離を走行している場合はかなり走り込んでいるとわかります。反対に、年式のわりに走行距離が極端に短い場合は、倉庫や駐車場に放置されあまり乗られなかった可能性もあり、こちらも状態は悪い可能性があります。
2.年式
走行距離と合わせて、中古車選びにおいて非常に重要なポイントです。基本的には、年式とはその車両が初度登録された年月を指し、「年式が高い」というと新しく、「年式が古い」というと古い車両ということになります。
一般的に、中古車は年式が古くなるにつれて相場が下がっていくため、購入予算に応じて年式と価格のバランスを見極めることが重要です。
3.車検の有効期限
車検の際には、点検費用や保険料・税金の支払いなどで一定の支払いが必要になるため、その車両の有効期限がどうなっているかは必ず確認しましょう。
まずは、車検が切れていないかを確認します。車検が切れている状態の中古車を購入した場合は、すぐさま車検を通さなければ走行ができません。
車検が切れていなかったら、次の車検がいつなのかを確認します。有効期限が迫っている場合は、購入費用の他にもすぐに車検費用が必要となるため、用意できる予算に影響します。
4.保証があるかどうか
中古車の購入では保証がつかないことが一般的でしたが、近年は販売店の保証を受けられるケースも増えています。新車よりは条件が厳しいこともありますが、故障時に修理費用やパーツの交換費用が無償になったり、一部が補償されたりするため、補償の有無・その内容についてもよく確認しましょう。
5.整備記録(修復歴車、冠水車)
中古車を購入する際は、その車の整備記録を必ず確認しましょう。整備記録を確認することで、過去に故障による修復をしているか、冠水したことがないかを確認できます。
整備記録に「修復歴あり」と記録されているのは、フレームの損傷以上の大きな故障があった場合です。傷や凹みの修理などでは記録は付きませんが、大きな故障があった車はその先も故障しやすくなっているため、中古車選びの大きな判断基準となります。
また、車が冠水した記録があった場合、エンジンルームまで水没して被害を受けた可能性もあるため、現状は走行できても故障の可能性は高くなっています。
その他、エンジンオイルやバッテリーをどのタイミングで交換したかなど、その車がどのように整備されてきたかを確認することができます。販売店のスタッフに相談し、見方を教えてもらいながら一緒に検討するのもおすすめです。
6.グレード・装備
同じ車種でも、グレードや装備(オプション)によって走行性能や使い勝手が異なります。
中古車では、新車のようにグレードを選択することはできませんが、購入を検討している車両がどのグレードかは大切なチェックポイントです。グレードは、エンジンタイプや排気量、外観、内装に関わってきます。
また、どのような装備を付けているかも確認しましょう。メーカーオプションなどで新車購入時に装備したものもあれば、前の所有者があとから装備したものもあります。例えば、自分に必要のない装備で価格が上がっている場合は、他の選択肢を検討します。
7.見積もりの内容をよく確認
販売店で中古車を選んだら、購入を決める前に見積もりをもらうことができます。この見積もりの内容は、細かいところまでチェックしましょう。
とくに気をつけて見たいのは「諸費用」です。書類に記載が難しい細かい費用をまとめているため、できればスタッフに内訳を確認しましょう。その他、疑問点は見積もりの時点でできるだけ解消しておくようにしましょう。
8.実車をチェック
中古車を選ぶ際は、必ず実車を自分の目で見てチェックしましょう。前の所有者がどのように使用していたかを知ることはできないため、できるだけ実車の状態を確認し、自分にとって価格に見合った車両であるかを判断します。
主なチェックポイントは、以下のとおりです。
・外装:傷や凹みはないか
・内装:シミや汚れ、タバコ・ペットの臭いは残っていないか
・電装系装備:ヘッドライトなどのライト周り、ワイパー・パワーウィンドウ・パワーステアリングなどの操作系は問題なく動作するか
・エンジンルーム:オイル漏れなどはないか
・タイヤ:溝の状態は良好か、車種に適したタイヤやホイールを装備しているか
・エンジン音:乗ったときに異音や妙な振動はないか
車のチェックポイントは専門的な知識も多く必要なため、販売店のスタッフと一緒に見ながら説明してもらうのもおすすめです。各チェックポイントが価格にどう反映されているかの説明を受けることで、その価格は納得できるかできないかを判断しやすくなります。
中古車選びにおすすめのトヨタ認定中古車

中古車選びにおいて、価格はもちろん安心して乗れることを重視したい場合は、「トヨタ認定中古車」から選ぶのがおすすめです。
トヨタ認定中古車とは、トヨタならではの3つの安心をセットにした中古車ブランドです。法定12か月点検相当の点検整備、消耗部品の交換などを行い、安心して選択できる中古車をラインナップしています。
トヨタ認定中古車の3つの安心は、以下のとおりです。
1.まるごとクリーニング
トヨタ認定中古車では、室内はもちろん、エンジンルームも含めてまるごとクリーニングを行っています。
内装では、シートをしっかり外し、シート・天井・インパネ・ラゲージスペースまで徹底して洗浄・消臭・除菌を行っています。
外装では、汚れや鉄粉を除去した上で、洗浄・磨き上げ・コーティングを実施し、美しい状態を作り上げています。
▼高品質中古車のヒケツ“まるごとクリーニング”の動画をCHECK!2.車両検査証明書
トヨタ認定中古車では、プロの検査員が車両ごとに適切な検査を行い、その結果を「車両検査証明書」に記載しています。
車両検査証明書には、修復歴の有無や細かい傷の状態などが詳しく記載されており、お客様は営業スタッフからその内容の説明を受けることで、車両の状態を正確に把握した上で安心して購入を検討できます。
3.ロングラン保証
トヨタ認定中古車で付けられる「ロングラン保証」では、メーカー・年式・走行距離を問わず、1年間無償で保証を受けられます。ロングラン保証では、約60項目、約5,000の部品が保証対象であり、全国約5,000か所の店舗で保証修理が受けられます。
まとめ
中古車を購入する際は、新車よりも状態の予測が難しいため、買ってから後悔しないためにさまざまなポイントを確認する必要があります。すべてを1人でチェックすることは難しいため、販売店のスタッフに相談し、気になっている車両の状態を正確に把握するようにしましょう。
安心して中古車を選びたい場合は、トヨタ認定中古車のラインナップから選択するのもおすすめです。トヨタ認定中古車では、まるごとクリーニングによってエンジンルームまでくまなく洗浄し、入念な検査によって中古車の状態を正確に伝えます。また、走行距離無制限で1年間の無償保証を付けることができるため、故障のリスクにも備えることができます。