公開日2025.3.25
新型クラウン エステートが登場!機能やサイズ・内装・カラーなどの特徴をご紹介

2022年に発表された16世代目のトヨタ・クラウンには4つのシリーズがあり、「スポーツ」「クロスオーバー」「セダン」がすでに登場しています。そして2025年3月13日、「クラウン エステート」の発売が正式に発表され、4つのシリーズが揃い踏みとなりました。
そこで今回は、クラウン エステートのコンセプト・内装・カラーなどの特徴、その他のクラウンとの違い、どのような人におすすめかについてご紹介します。
クラウン エステートとはどんな車?

トヨタを代表する高級車である「クラウン」には、「スポーツ」「クロスオーバー」「セダン」「エステート」の4つのシリーズがあります。そのうち「エステート」は、洗練さと大人の雰囲気を合わせ持ち、アクティブライフを楽しめる機能的なSUVとして登場しました。
乗車定員が5人である点はその他のクラウンと同様ですが、後席にフルフラットデッキを持ち、シートアレンジにより非常に広いラゲージスペースを展開できる点が特徴です。
クラウンらしい上質感、SUVらしい力強い走りがありながら、サーフボードや大型のキャンプギアなどを積み込んでアクティブライフを楽しめます。
荷室長約2,000mmの大容量ラゲージスペース

クラウン エステートの「エステート」とは、後席に空間を拡張できる機構を持ち、リヤドアから多くの荷物を積み込めるスタイルを指します。
クラウン エステートでは後部座席を倒すことでフルフラットデッキとなり、荷室長約2,000mmの非常に広いラゲージスペースを利用できるようになります。
また、後部座席を倒さない状態でも、クラウンシリーズの中で最も広い荷室容量となります。
クラウン スポーツ(RSグレード)が約397L、クラウン クロスオーバー(RSグレード)が約450L、クラウン(Zグレード・ハイブリッド)が約450Lであるのに対し、クラウン エステートは約570Lです。

クラウン エステートの非常に広いラゲージスペースは、大きな荷物を積み込めるだけでなく、アウトドアにて自由な楽しみ方が可能です。
クラウン エステートでは、RSグレードにて「デッキテーブル」と「デッキチェア」を標準装備(Zグレードでは販売店装備オプション、除くスペアタイヤ装着車)。デッキテーブルは、フルフラットデッキにてゆったりと過ごしたいときに本や飲み物などを置くのに使用でき、デッキチェアはリヤドアのヘリに快適に腰掛けられるようになります。
対象:全グレード
クラウン エステートこだわりの内装・機能
クラウン エステートは、クラウンシリーズならではの上質な内装や細部まで作り込まれた機能性も魅力です。

主な機能性としては、乗降時に運転席が自動的にスライドする「パワーイージーアクセスシステム」、さまざまな操作を運転しながら行える「ステアリングスイッチ」、ステアリングから手を離さずにマニュアル感覚のシフト操作ができる「パドルシフト」などがあります。
メーカーオプションでは、室内に心地いい解放感をもたらすパノラマルーフを付けることができ、T-Connect契約とコネクティッドナビのオプション契約をすれば音声による車両の操作も可能になります。

快適な乗り心地を実現するべく、クラウン エステートでは余裕のある洗練されたコクピットがデザインされ、後部座席も余裕のある開放的な空間に。
また、左右独立温度コントロールのフルオートエアコンや、ナノイーXによる脱臭効果、前席の快適度を上げるシートベンチレーション・シートヒーターなどにより、いつでも快適な室内空間を保つことができます。
対象:全グレード
外観の特徴・カラー

クラウン エステートの外観の特徴としては、クラウンシリーズの中でも伸びやかなシルエットが目に入り、ダイナミックな走りを予感させます。
クラウン エステートはシリーズの中でも最も広いラゲージスペースを持ちますが、全長はクラウン クロスオーバーと同じであり、取り回しに大きな違いはありません。背の高い荷物も入るように、ラゲージスペース部分がせり出すデザインとなっています。
クラウン エステートのカラー展開は、以下のとおりです。
モノトーン(5色) | バイトーン(5色) |
プレシャスホワイトパール マッシブグレー ブラック エモーショナルレッドⅢ プレシャスブロンズ |
ブラック×プレシャスホワイトパール ブラック×マッシブグレー ブラック×エモーショナルレッドⅢ ブラック×プレシャスブロンズ プレシャスメタル×マッシブグレー(※RSグレードのみ) |
クラウンシリーズ比較【グレード・価格・ボディ・荷室サイズ】
ここからは、クラウン エステートのグレードごとの特徴や価格、その他のクラウンシリーズとの特徴の比較についてご紹介します。クラウンの購入を検討している方は、自身にはどのタイプが合うかぜひご確認ください。
クラウン エステートのグレード展開
クラウン エステートでは、「ESTATE RS」と「ESTATE Z」の2つのグレードが設定されています。主な違いは以下のとおりです。
グレード | ESTATE RS | ESTATE Z |
パワーユニット | プラグインハイブリッド(PHEV) | ハイブリッド(HEV) |
燃費(WLTCモード) | 20.0 km/L | 20.3 km/L |
価格(税込) | 8,100,000円 | 6,350,000円 |
ボディサイズ | 4,930×1,880×1,625 mm |

また、内装や装備にもいくつかの違いがあります。例えば、内装色はESTATE RSだと「グレイッシュブルー[雲柄]」、ESTATE Zだと「ブラック」か「サドルタン[雲柄]」からの選択となります。シートは本革で統一され、シートカラーはブラック、ESTATE Zはサドルタンに変更が可能です。
クラウンシリーズ主な特徴の比較

現行クラウン4つのシリーズについて、主要な要素を比較してみます。
スポーツ | クロスオーバー | セダン | エステート | |
全高 | 1,570mm | 1,540mm | 1,475mm | 1,625mm |
全長 | 4,720mm | 4,930mm | 5,030mm | 4,930mm |
全幅 | 1,880mm | 1,840mm | 1,890mm | 1,880mm |
荷室容量 | 397L | 450L | 450L | 570L |
ドア数 | 5ドア | 4ドア | 4ドア | 5ドア |
新登場のクラウン エステートは、シリーズの中で全高が最も高くなっていることがわかります。一方、全長と全幅はいずれも中央値であり、荷室容量のためにボディサイズを大きくしているわけではありません。
また、クラウン エステートはクラウン スポーツと同じ「ハッチバック」のスタイルであり、後部ラゲージスペースが室内とつながっているため「5ドア」となります。
クラウン スポーツでは、ハッチバックにすることでスポーティな外観を実現していますが、クラウン エステートでは非常に広い荷室容量やフルフラットデッキのスタイルを実現しています。
クラウン エステートはどんな人におすすめ?
クラウン エステートは、どのような生活スタイルの人におすすめなのでしょうか?その他のシリーズとあわせて、ぜひご確認ください。
クラウン エステートがおすすめの人
クラウン エステートの最大の特徴は、非常に広いラゲージスペースだといえるでしょう。サーフボードやテントなど、大きい荷物やたくさんの荷物を積み込んでアクティブに日々を楽しみたい方は、クラウン エステートがおすすめです。
クラウン エステートは、トヨタ独自の電気式4WDシステム「E-Four」などにより走行性能も高く、フルフラットデッキやデッキチェア・デッキテーブルによりアウトドアでの過ごし方にも非常にこだわっています。クラウン エステートであれば、アクティブライフを楽しみつつ、仕事など普段のドライブでも快適に過ごせるでしょう。
クラウン スポーツがおすすめの人
クラウン スポーツは、クラウンの中でも特にスポーティな走りを楽しみたい人におすすめのシリーズです。
楽しい走りや俊敏な動的性能、振動少なく滑らかなドライビングを実現するために、プラットフォーム・ボディ・パワーユニットがチューニングされています。流線型で力強いシルエットや、ワイドなリヤフェンダー、洗練された走りを予感させるハッチバックスタイルなども特徴です。
クラウン クロスオーバーがおすすめの人
クラウン クロスオーバーは、スポーティな走りと日常的な使い勝手、荷物を多く積み込める機能性などが特徴のSUVスタイルです。仕事など日常でも使いやすく、休みの日にはそのままアウトドアに繰り出せる万能性が欲しい人におすすめです。
クラウンの中で最も広いラゲージスペースを持つのはエステートですが、シートアレンジなしでたくさんの荷物を積み込みたい人はクロスオーバーが向いているでしょう。
クラウン セダンがおすすめの人
クラウン セダンは正統派セダンを再定義する新しいスタイルのセダンです。ニューフォーマルなインテリアが大人の感性を満足させる室内を演出することから、全ての席が特等席のような上質な走りを楽しみたい人に向いています。
質感にもこだわっており、杢目調パネルや表皮巻きなど、細部にまで心地よさを深めるための工夫やしつらえが感じられます。64色の切り替えができるマルチカラーイルミネーションにより、気分に合わせて室内空間を彩ることも可能です。
まとめ
2025年3月13日に発売となったクラウン エステートは、非常に広いラゲージスペースを持ち、シートアレンジによりアクティブライフを楽しめるSUVです。ニューフォーマルな内装と機能性により、日常使いは快適に。後席を倒してラゲージスペースを展開すれば、趣味やアウトドアをアクティブに楽しむSUVとしてどこまでも走れる相棒となるでしょう。
クラウンシリーズには他にも「スポーツ」「クロスオーバー」「ゼダン」があるので、ぜひ試乗にてフィーリングを確認してみてください。
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