公開日2025.2.28
ハイエースって何人乗り?グレードで異なる乗車人数と押さえておきたい特徴・魅力

趣味のアウトドアをより充実させるため、ハイエースの購入を検討している方もいるのではないでしょうか。ハイエースには「ワゴン」「バン」「コミューター」の3種類があり、それぞれで特徴や乗車人数が異なります。
そこで今回は、ハイエースの種類やそれぞれの乗車人数、特徴・魅力、必要な免許などについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
3種のハイエースの特徴・魅力・乗車人数
トヨタ・ハイエースは大きな車体と非常に大きな室内スペースが特徴であり、大勢の人や大量の物を運ぶのに適しています。カスタマイズもしやすいことから商用車としての需要が高く、送迎車や介護車、キッチンカー、その他社用車として街中で見かけることも多いでしょう。
シンプルなデザインと広い室内スペースからキャンピングカーのベース車としても人気が高く、個人で購入してカスタムカーとして楽しむ人もいます。
また、リセールバリューが高い点も大きな特徴です。ハイエースは非常に頑丈に作られていることから、10年を超えても問題なく走り続けられる個体が多く、シンプルなデザインから自分仕様へのカスタマイズも簡単です。
このような特徴からハイエースは値崩れしにくく、10年以上経っても適正価格で売却できることも珍しくありません。また、海外からの需要も高く走行距離が10万kmを超えるような車でも取引されるケースが多くあります。
ハイエースは用途によって「ワゴン」「バン」「コミューター」の3つのタイプがあり、それぞれ乗車人数や仕様が異なります。ワゴンは主に人を運ぶ用、バンは主に荷物を運ぶ用、コミューターは主に送迎用です。
ハイエース ワゴン:最大10人乗り

ハイエースワゴンは、主に人を運ぶことを目的としたファミリーワゴンです。室内は3列シートで構成されており、乗車定員は10人です。家族やグループで遠出する用途に非常に向いており、室内スペースが非常に広いことから、きちんと固定すれば荷物も大量に載せることができます。商用では、レンタカー業者の利用者送迎など、簡易的な送迎用途に使われることもあります。
ハイエースを個人で購入する場合は、ワゴンが選ばれることが多いでしょう。始めからシートが設置されているため、購入してからすぐに使い始めることができます。専用のカスタマイズパーツも数多く販売されているため、自分だけのカスタムカーとして楽しむのもおすすめです。
ハイエース ワゴンを運転するには、普通免許を所持していれば問題ありません。
普通免許で運転できる条件は、乗車定員が10人以下、車両総重量が3.5トン未満、最大積載量が2.0トン未満の3つであり、ハイエースワゴンはいずれの条件も満たしています。
ハイエースは普通免許で運転できる車としては大型の部類に入りますが、運転席の視界が高く、エンジンルームが運転席の下に配置されているため、意外に運転しやすいと評されることもあります。気になる場合は、試乗にて試してみるのもおすすめです。
対象グレード:ハイエース ワゴン全グレード
ハイエース バン:2~9人乗り

ハイエース バンは、主に荷物を運ぶことを目的としたバンタイプです。商用として使用されるハイエースの多くはこのタイプであり、室内が非常に広いラゲージスペースとなっています。荷室の奥行きはリヤシートを倒した状態で最大3,000mmにもなり、さまざまなカスタマイズが可能となります。
対象グレード:ハイエース バン一部仕様を除くほとんどのグレード・仕様
グレードやタイプによって乗車定員が異なり、最大9人が乗れるタイプもありますが、運転席と助手席の2シートしかないタイプもあります。
フロア形状では、バンタイプのみの設定である「ジャストロー」があります。ジャストローでは床面の高さを上げることでタイヤハウスの張り出しをなくし、荷室がフルフラット仕様になります。
最大でも9人乗りのため、ハイエース ワゴンと同様に普通免許で運転可能です。バンは最大積載量の多いタイプですが、それでも普通免許の条件範囲内に収まります。
ハイエース コミューター:最大14人乗り

ハイエース コミューターは、主に送迎を目的としたタイプです。コミューターとは、学校や職場へ向かうために同じ道を往復する人、あるいはその人たちを運送する車両を指す言葉です。車体サイズなどはワゴンやバンと共通規格ですが、効率よく座席を配置することで最大14人まで乗車できます。
ハイエースにはルーフの高さのオプションとして標準・ミドルルーフ・ハイルーフがありますが、コミューターはスムーズな乗り降りができるようにすべてハイルーフ仕様です。
ハイエース コミューターは乗車定員が14人となっているため、普通免許では運転ができず、中型免許が必要となります。
対象グレード:ハイエース コミューター全グレード
グレードごとのハイエースの特徴
3種類のハイエースは別の目的で使用する車ですが、基本的な仕様や外観、グレード展開は共有しています。ここでは、ハイエースで設定されているグレードの特徴についてご紹介します。
DX

DXグレードは、ハイエースの中でも最もベースとなるものです。ワゴンとバンに設定されています。内装や機能性は基本的なものに限定したビジネスライクな仕様で、オートエアコンや電動スライドドアなどは装備されていません。
駆動方式では、2WDと4WDから選択できます。ハイエース バンであれば、エンジンをガソリンとより燃費のいいディーゼルから選択可能です。
GL

GLグレードでは、DXから装備がグレードアップされています。ワゴンとコミューターに設定されており、コミューターのグレードはGLのみです。
プライバシーガラスが標準装備となり、オートエアコンや電動収納ドアミラーなどが利用できるようになり、電動スライドドアがオプションで付けられるようになります。駆動方式は、DXと同様に2WDと4WDから選択できます。
スーパーGL

GLグレードからさらに高級感を増したグレードで、オートエアコンやLEDダウンライト、より上質なインテリアなどが装備されます。ハイエース バンのみに設定されたグレードです。
後部座席のスライドやリクライニング、リヤエアコンなどが標準装備となり、乗り心地においても快適になっています。ハイエース バンは荷物を運ぶのが主な用途ですが、リヤ部分に人も乗る用途ではスーパーGLグレードがぴったりでしょう。
グランドキャビン

ハイエース ワゴンにのみ設定されているグレードで、最も大きな車体サイズとなっています。装備や内装はGLと大きく変わるわけではなく、最大の特徴は大きさで、室内スペースを広々と使いたい場合におすすめです。
まとめ
3つの種類のハイエースについてご紹介しました。3列シートにより10人まで乗車できるハイエース ワゴン、主に荷物を運ぶためにスペースを広々と活用するハイエース バン、主に送迎用に使用する14人乗りのハイエース コミューターがあります。
商用に広く使われているのはバンタイプですが、個人で購入する場合は目的に合わせて選ぶといいでしょう。家族やグループで使用することを想定するならワゴン、キッチンカーやキャンピングカーに改装するような大規模なカスタマイズを想定しているならバンが適しています。ハイエースの乗り心地やシートの触感、シートアレンジ、その他装備についてはぜひ試乗にて確認してみてください。
トヨタカローラ広島では、ハイエースの商談予約を受け付けています。気になる方は以下ページからお問い合わせください。