公開日2025.2.17
カローラシリーズとは?5つの種類それぞれの特徴・魅力に迫る

1966年に誕生してから、50年以上販売されている国民的なセダン「トヨタ・カローラ」。世代交代を繰り返しても廃れない信頼と安定した人気を持ち合わせた車種です。
2025年1月現在、カローラには5つのシリーズがあり、生活スタイルや好みに合わせてぴったりのタイプを選択できます。
今回は、そんなカローラのシリーズごとの特徴、走行性能、室内空間についてご紹介します。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
現行カローラは5種!あなたに合うのはどのシリーズ?
トヨタ・カローラは、1966年に登場したトヨタのセダン車です。日常的に使いやすいサイズに最新技術や時代の潮流を取り込み、さまざまな形に進化しつつ、累計販売台数は5,000万台を超えています。
2025年1月現在、カローラは5つのシリーズが販売されています。
・カローラ(セダン):ハイスタンダードなセダンタイプ
・カローラ ツーリング:広い荷室を持つステーションワゴン
・カローラ スポーツ:コンパクトな走りを楽しむハッチバック
・カローラ クロス:最も大きく遊びに適したクロスオーバー
・GRカローラ:本格的なスポーツ性能
カローラ(セダン)

現行車の中でも、ベースとなるのがカローラ(セダン)です。コンパクトカーが主流の今、ミドルクラスのセダンは貴重な存在。現行のカローラはスポーティな流線型のデザインが特徴で、室内空間にも多くのこだわりが詰め込まれています。
グレードは最上位の「W×B」、中間の「G」、エントリークラスの「X」の3つがあり、それぞれ駆動方法が2WDか4WDか、エンジンがガソリンかハイブリッドかで選択できます。燃費性能も高く、2WDのハイブリッドエンジンではWLTCモードで30km/Lを超えるものもあります。
カローラ ツーリング

カローラをベースに、ステーションワゴンとして仕上がっているのがカローラ ツーリングです。
人とモノを運ぶのに適したステーションワゴン仕様のカローラは、後部座席が特に広々で快適。家族で乗ることが多い場合には、カローラ ツーリングが良い選択肢となるでしょう。
また、トランクルームの広さもカローラ ツーリングならではの特徴です。通常の荷室容量でも392Lと広々ですが、簡単なシートアレンジにより最大802Lにまで広がります。
カローラ スポーツ

カローラ スポーツは、コンパクトなボディでスポーティな走りを楽しめるハッチバックタイプのカローラです。
ハッチバックとは、トランクルームが独立しておらず、乗車空間とつながっているタイプの車のこと。カローラやカローラ ツーリングと比べると荷室は狭めですが、カローラの中で全長が最も短く、スポーティな走りを楽しめます。普段の荷物はあまり多くないけど、日常使いの中にも走りを楽しみたい人に最適です。
カローラ クロス

カローラシリーズの中で最も車体が大きく、アウトドアや遊びに適した機能を詰め込んだのがSUVタイプのカローラ クロスです。
長時間のドライブでも疲れにくい快適な座り心地や、たくさんの荷物が入るトランクルーム、スカイビューが楽しめるルーフシェード(Z・Sにメーカーオプション)、非常時の電源になるAC100Vコンセント(ハイブリッド車にメーカーオプション)など、思わず遊びに出かけたくなるような仕様に仕上がっています。
GRカローラ

本格的なスポーツ性能を楽しめるのが、GRカローラです。なおGRカローラは抽選販売となっており、2025年1月現在、受付は終了しています。
GRカローラはモータースポーツに適したモデルであり、高い走行性能のためのさまざまな工夫がなされています。特にスポーティな走りを楽しみたい人に最適だといえるでしょう。
日常使いにこだわったカローラの走行・安全性能
時代の流れを取り込んで進化してきたカローラは、走行性能や安全性能も最新の技術やこだわりが詰め込まれています。
安定した走りを支えるボディ

現在のカローラは、流線型のデザインを多用したスポーティなスタイル。こだわっているのは見た目だけでなく、安定した走りを実現できるようにボディ設計にもこだわっています。
環状骨格構造を採用した高剛性のボディは、ねじれ現象が抑制され、操縦時に優れた安定性を発揮します。低重心に仕上げることで重量バランスが良くなり、意のままの走りを実現しています。スポーティな走りを可能にしつつ、横揺れを抑えることで同乗者にも優しい乗り心地を提供します。
該当シリーズ
・セダン
・ツーリング
・スポーツ
低燃費でも優れた加速

カローラのすべてのグレードで選択できるハイブリッドエンジン車では、電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用。モーターの出力が向上しており、ペダルを踏んでからの素早いレスポンスとシームレスな加速を実現しています。
それでいて燃費性能も非常に高く、カローラ(セダン)のハイブリッド車・2WDではWLTCモードで30.2km/Lもの低燃費を誇ります。
該当シリーズ
・セダン
・ツーリング
・スポーツ
・クロス
進化した4WD「E-Four」

カローラで選択できるハイブリッド車では、進化した4WDシステムである「E-Four」を採用。モーターが向上した電気式4WDシステムにより、ドライ路面での力強い発進感はもちろん、滑りやすく不安なウェット路面でも高い安心感を手に入れました。
4WD車ならではのコーナリング時のライントレース能力、雪道走行性能はもちろん、定常走行時には自動的に2WDに切り替わり、低燃費に貢献します。
該当シリーズ
・セダン
・ツーリング
・スポーツ
・クロス
安全走行をサポートする「Toyota Safety Sense」

カローラでは、安全な走行をサポートするシステムとして「Toyota Safety Sense」を搭載。カローラ クロスのGXグレードを除くすべてのタイプ・グレードで、「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」として認められています。
Toyota Safety Senseでは具体的に、直進時の衝突回避・被害軽減をサポートするプリクラッシュセーフティ、標識の見逃しを防止してくれるロードサインアシスト、歩行者の存在を考慮して減速などを支援するプロアクティブドライビングアシストなどの機能が搭載されています(※プロアクティブドライビングアシストはGRカローラを除く)。
該当シリーズ
・セダン
・ツーリング
・スポーツ
・クロス
・GR
ストレスなく過ごせるカローラの室内空間
長く乗り続けるからこそ、室内空間の工夫も重要です。カローラでは、ストレスなく室内で過ごせるようにさまざまな工夫が施されています。
快適なドライビングを実現するコックピット

フロントピラーのスリム化、ドアミラー位置の最適化により、運転席からの開けた視野を確保。リヤガラスが大きく後方も確認しやすくなっており、安全を確認しつつ快適なドライビングができるようになっています。
また、ステアリングから手を離さずにさまざまな操作ができるよう、ステアリングの左側と右側に多くのボタンが搭載されています。
該当シリーズ
・セダン
・ツーリング
・スポーツ
・クロス
・GR
いつでも快適な室内環境

どんな天候でも、室内では快適に過ごしたいものです。カローラではシートヒーターやステアリングヒーターを採用し、冬でも快適なドライビングを楽しめます。
また、室内の空気環境を整えられる「ナノイーX」の採用も、カローラの魅力のひとつです。
該当シリーズ
・セダン(G、Xにメーカーオプション)
・ツーリング(G、Xにメーカーオプション)
・スポーツ(G-Z、G-Xにメーカーオプション)
・クロス(Zにメーカーオプション)
ゆとりが嬉しいトランクルーム

ミドルクラスのセダンであるカローラには、コンパクトモデルでは実現できないゆったりとしたトランクルームがあります。カローラ(セダン)の荷室容量は429Lとなっており、ゴルフバッグや大きなスーツケースも悠々と入ります。
シートアレンジにより、荷室を広げることができるのもカローラの魅力です。例えばカローラ(セダン)では、トランクスルー機能により、後部座席と貫通して長尺物も載せられます。
該当シリーズ
・セダン
・ツーリング
・スポーツ
・クロス
日常に寄り添う室内ユーティリティ

カローラでは室内ユーティリティにも細かい配慮がなされており、使い勝手の良さを実感できます。
例えば、スマートフォンの充電などに使いたい電源はセンターコンソールボックスの内側と背面に設置。運転席・助手席・後部座席ともに、複数の電源を使用できます。メーカーオプションにて、置くだけでスマートフォンを充電できるワイヤレス充電機能をつけることも可能です。
該当シリーズ
・セダン(W×Bにメーカーオプション)
・ツーリング(W×Bにメーカーオプション)
・スポーツ(G-Zにメーカーオプション)
・クロス(Zにメーカーオプション)
まとめ
今や貴重なミドルクラスのセダンであるカローラには、快適な走行性能や安全性能、細かい工夫がほどこされた室内空間があり、毎日乗る日常の相棒として移動の質を高めてくれるでしょう。
ハイスタンダードなセダンはもちろん、人・モノの運搬に優れたツーリング、コンパクトなスポーツ、遊びに適したクロスなど、目的にあわせてタイプを選べる点も魅力です。ぜひ試乗にて、その魅力を体感してみてください。
トヨタカローラ広島では、カローラの試乗を行っています。気になる方は以下ページから詳細をご確認ください。
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