公開日2025.3.10
コンパクトカーとは?軽自動車との違いは?メリットやおすすめ車種もご紹介

コンパクトカーは「小さな車」を意味する言葉ですが、具体的にどのような車がコンパクトカーと呼ばれるのでしょうか。また、車体が小さい点では軽自動車との共通点もありますが、具体的にどのような違いがあるでしょうか。
今回は、コンパクトカーの特徴やメリット・デメリット、コンパクトカーの購入を検討している方におすすめの車種についてご紹介します。
コンパクトカーとは?主な特徴

コンパクトカーとは、車の中でも比較的車体が小さいものを指し、狭い道の多い日本の道路事情にマッチしている特徴があります。ファミリーカーとしても使いやすく、道路を見ると多くのコンパクトカーが走っているのを見ることができます。軽自動車も車体の小さい車ですが、コンパクトカーと言ったときには区別され、普通車を指します。
コンパクトカーの定義
コンパクトカーの定義は、軽自動車と普通車の区別のように法律などではっきりと決められているわけではありません。5人乗りの普通車の中でも比較的小さく、メーカーがコンパクトカーと呼称して販売しているものをコンパクトカーと呼ぶ、という理解で問題ないでしょう。
コンパクトカーとそれ以外の普通車の区別として、ナンバーを目安とすることは可能です。
ただし、ナンバーとメーカーの売り出し方が異なる車種も存在するため、必ずしもナンバーで判断できるとは限りません。
コンパクトカーのメリット
コンパクトカーのメリットは、車体が小さいにも関わらず、十分な使い勝手が期待できる点になります。具体的には、軽自動車と比べて乗車定員が1名多い5人乗りです。また、軽自動車と比べ排気量が多いことから十分な走行性能を備えている車種が多くあります。街中での日常使いと休日の遠出を両立する車として、コンパクトカーは非常に優れていると言えます。
コンパクトカーのデメリット
コンパクトカーは車体が小さいことから、荷室は小さめにデザインされていることがほとんどです。乗員が少なければ後部座席も荷室として使用できますが、3ナンバー車以上の車と比べると大量の荷物を運搬する用途には向きません。
コンパクトカーはこんな人におすすめ
コンパクトカーは、生活の中で5人が乗車するシーンがあるものの、大きい車は運転したくないという人におすすめです。また、日常的に車に乗ることが多く、ガソリン代を抑えたいという場合にもコンパクトカーが向いています。
コンパクトカーと軽自動車の違い

コンパクトカーの購入を検討するとき、比較対象となるのは軽自動車です。法律的には、軽自動車には乗車人数・排気量・車体サイズの制限があり、コンパクトカーとは明確に区別されます。
使い勝手の違い
コンパクトカーと軽自動車を比較したとき、最も大きな違いは乗車人数です。4人までしか乗ることがない場合は軽自動車でも問題ありませんが、5人が乗車したいシーンではコンパクトカーが有利になります。
一方、軽自動車でも室内や荷室が広く作られている車種は多くあります。
走行性能の違い
コンパクトカーと軽自動車で車体サイズに大きな差はありませんが、排気量はコンパクトカーのほうが多いため、走行性能ではコンパクトカーが上回ります。日々の買い物など、近場の運転がほとんどという場合には使い勝手の違いは少なくなりますが、週末の遠出など長距離ドライブの機会が増えるならパワー不足を感じることの少ないコンパクトカーのほうが快適に運転できます。
コストの違い
コンパクトカーと軽自動車では、ランニングコストに大きな違いがあります。
例として、毎年納税義務のある自動車税と軽自動車税で比較してみましょう。どちらも2025年1月に購入したとしたとき、自動車税は一番低い排気量1,000cc以下の車で25,000円、軽自動車税は10,800円です。一方で軽自動車でも上位グレードの場合、購入費用が200万円を超えるケースが多々あるため、トータル支払いの比較を営業スタッフに問い合わせてみてください。
トヨタのおすすめコンパクトカー5選
ここからは、トヨタから発売されている車のうち、おすすめのコンパクトカーを5種ご紹介します。コンパクトカーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ヤリス

ヤリスは、トヨタを代表するコンパクトカーです。アクティブな走りを予感させるようなボディ感が特徴で、無駄のない設計によりタフなパフォーマンスと確かな走行性能、操縦安定性を実現しています。「軽く、小さく、扱いやすく」をコンセプトにした低重心・高剛性ボディをベースに、出力と燃費を両立したパワーユニットを搭載し、日常的な走りを快適なものにします。
室内空間にもこだわりが詰まっており、コックピットは見通しのいい視界を確保しつつ、シート・ステアリング・シフトレバーなどを使いやすい位置に配置しています。視線移動を最小限にし、運転に集中しやすいレイアウトを意識しており、運転の快適性と安全性を両立しています。
ヤリスは燃費性能も非常に高く、ハイブリッド車のXグレードではWLTCモードで36.0km/Lを誇ります。
ライズ

ライズは、コンパクトSUVとして高い人気を誇っている車です。力強いビジュアルを叶えながらも小回りが効く、SUVらしいスタイルと運転のしやすさが魅力です。
コンパクトSUVクラストップレベル(※2024年11月時点)の大容量を誇るラゲージサイズも特徴で、荷物を十分に積み込むことができます。デッキボード下にも収納があるので、普段のお出かけはもちろん、アウトドアにも最適です。
発電専用エンジン「1.2L WA-VEX DVVTエンジン」を搭載し、最大40%の高い熱効率とスムーズな加速を実現しています。アイドリングストップ機能(ガソリン車に標準装備)やコーナリングトレースアシスト(Zに標準装備)など、走りの快適性をサポートする機能も充実しているため、ガソリンの消費を抑えながら思い通りの走行が叶います。
ルーミー

ルーミーは、トヨタのコンパクトカーの中でもトールワゴンのようなデザインを採用している車です。車体サイズはコンパクトカーらしく小型で扱いやすいですが、室内スペースはゆとりがあるようにデザインされ、常に4~5人乗るような場合でも毎日快適に乗車できます。
機能性としては、毎日の乗車に嬉しい両側電動スライドドア、たくさんの荷物を積み込めるラゲッジスペースが特徴です。カーブの曲がりやすさを示す最小回転半径は軽自動車並みで、狭い道路の多い街中でも小回りよく運転できます。
アクア

アクアは、すべてのグレードがハイブリッド仕様になっているコンパクトカーです。グレードによってハイブリッドエンジンを搭載するコンパクトカーは多くありますが、アクアはハイブリッド専用車となっていることから燃費性能が非常に高く、XグレードではWLTCモードで34.6km/Lです。毎日たくさんの距離を運転するためガソリン代を抑えたい、という場合に強力な選択肢になります。
ハイブリッドシステムを始めとするさまざまな工夫により、アクアでは快適な運転性能を実現しています。トヨタのハイブリッドで初の搭載となる「快感ペダル」により、驚くほど静かで、滑らかかつパワフルな加速、自在な加減速コントロールが可能です。
カローラ スポーツ

カローラといえばトヨタを代表するセダンですが、スポーティな走りに特化したカローラ スポーツはコンパクトカーに分類されます。トランクルームが後部座席とつながっているハッチバックデザインを採用しているなど、スポーティなデザインが特徴であり、重量バランスのいいボディ設計により傾きの少ないスムーズな走りを実現しています。
フロントピラーのスリム化とドアミラー位置の調整により、ドライバーの視界を広く確保し、安全性を高めている点も特徴です。
まとめ
コンパクトカーには、軽自動車に近いサイズ感でありながら、十分な走行性能と毎日使うのに嬉しい機能性を備えた車種が多くあります。一方で、軽自動車や大きいサイズの車にもそれぞれ利点があり、ライフスタイルによって適した車種は変わります。
今回ご紹介したように、コンパクトカーの中でもさまざまな個性があるため、ぜひ試乗などを通してお気に入りの車を探してみてください。
トヨタカローラ広島では、各コンパクトカーの試乗を行っています。気になる方は以下ページから詳細をご確認ください。
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